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人材育成プログラム編

富山大学で薬学を学ぼうと思った理由を教えてください。

子供の頃、風邪をひいた際によく飲んでいた「葛根湯」の薬効に興味をもったことがきっかけで「薬」ひいては「和漢薬」に興味をもつようになりました。薬学を学ぶなら「くすりの富山」として300年以上の歴史と伝統を有し、全国的に医薬品産業が有名な富山県で学ぼうと思い、富山大学薬学部への進学を決意しました。

このプログラムに参加した理由・きっかけは?

大学院の博士課程に進学し約半年が経った頃、当プログラムについて知りました。最初は軽く興味をもつ程度でしたが、研究室仲間が参加すると聞いてさらに詳しく調べていくうちに、企業が実際に行う研究や薬の製造過程など大学院生活では得られない実践的な経験を積める点に魅力を感じるようになりました。このプログラムへの参加は、自分の将来のキャリアプランを考えるためにも役立つのではないかと思い、参加を決めました。

プログラム参加により成長を感じる部分はありますか?

インターンシップを通して大きく2つのことを得られたと感じています。まず1つは企業における業務を身をもって「経験」できたことです。研修先で行った製剤開発や品質管理についての知識は大学の実習を通して一応学んではいたものの、講義やテキストで得た「知識」と現場で実際に手を動かして身につけた「経験」とでは理解度が全く異なることを実感しました。
もう1つは製薬企業側の“視点”を知れたことです。大学では薬を学問や研究の対象として捉え、より深い知識を探求しようとします。それに対して企業では薬を商品として捉え、価値を高めるために様々な工夫や努力が行われています。これらは実際に現場に出向き、業務内容を体験させていただけたからこそ得られた貴重な発見でもありました。

インターンシップ編

インターンシップ先と研修期間、具体的な就業内容を教えてください!

インターンシップ先:
テイカ製薬株式会社
研修期間:
2013年10月7日~10月18日
内容:
製剤開発、品質管理
インターンシップ先:
株式会社廣貫堂
研修期間:
2013年10月21日~11月15日
内容:
製剤開発、品質管理

感銘を受けたことなど、印象に残ったエピソードがあれば教えてください!

私は2つの製薬会社でインターンシップ研修を受けました。テイカ製薬(株)では、主にハップ剤や点眼薬の製造や品質管理業務を経験しました。(株)廣貫堂では、タブレットなどの錠剤開発を主に経験しました。どちらの企業においても、安全性や効率性の確保、管理体制の整備などに対して様々な工夫や努力が行われていたことがとても印象的でした。

仕事や就職に対する考え方の変化はありましたか?

以前は企業の研究部門にしか興味がなかったのですが、薬を実際に製薬する部署にも新たに関心を持つようになりました。なぜなら、テキストを読むだけでは完全に理解できなかった製薬の知識が、企業での実体験を通して実践的に理解できたためです。

インターンシップ先で身についた力はありましたか?

医療の現場で実際に行われている製薬技術、品質管理における試験項目の種類など、実務的な知識を体感しながら学ぶことができました。その他にも、社会人としてのマナーから企業ルール、企業理念まで様々なことを学ぶことができ、本当に貴重で有意義な時間を過ごすことができたと感じています。

将来の夢や目標について教えてください!

今回のインターンシップを通じて、大学と企業それぞれにおける研究方法・製剤開発における差異を認識することができました。将来、企業で働くか大学で研究に打ち込むかは現時点でまだ迷いがありますが、どちらを選んだとしても薬の研究・開発を通して社会に貢献することが昔からの夢であり目標です。

インターンシップ先の先輩の声

指導者からの学生へのメッセージ

インターンシップ先の先輩の声

指導者からの学生へのメッセージ

学生生活編

現在取り組んでいる研究テーマと、研究室の雰囲気を教えてください!

研究テーマ:
現在取り組んでいるテーマは、光アフィニティーラベル法という手法を用いてタンパク質の薬の結合部位を解析するというものです。特に私が取り組んでいるのが、この手法の中でもジアジリンという小さな光反応部位を組み込んだ独自のプローブを合成し、タンパク質、特に構造が未だに解明されていない膜タンパク質の結合部位を従来より効率的に、かつ高速に解析するための研究です。

研究室の雰囲気:
今所属している生体認識研究室には学生17人が所属しており、主に3つのグループに分かれて3つの大きな研究テーマに取り組んでいます。各グループの研究内容は少しずつ異なりますが、積極的な討論を繰り返して相互理解を図ったり、共に食事したりしながら和気あいあいと研究生活を送っています。また担当の教授も大変親切で、研究内容から研究者としての姿勢まで様々な場面で助言を与えてくださいます。

休み時間や休日は何をして過ごしていますか?

長時間研究に打ち込むためにも、休み時間は読書など自分の好きなことをして研究や実験で疲れた頭をリフレッシュさせています。休日は趣味の料理を楽しむことが多いですね。

富山大学のお気に入りスポットはどこですか?

大学内にある喫茶店がお気に入りです。ゆったりとコーヒーを飲みながら好きな本や文献を読むことができるのでおすすめです。

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