インターンシップ実習生一覧を見る

留学編

このプログラムに参加した理由・きっかけは?

山東大学在学時の私の担当講師は富山大学の卒業生でした。そのため中国にいた頃から富山大学の高度かつ先進的な学術研究環境を度々聞いており、富山大学で学ぶことは私の目標の一つでもありました。そのため卒業の際、博士課程の勉強をしながら病院や製薬会社で実務研修を受けられるこのプログラムのことを知り、参加を即決しました。

母国大学と富山大学との学びの違いはありましたか?

山東大学では「天然物の全合成」をテーマとした研究室が少なく、この領域を深く学ぶことはできませんでした。しかし富山大学には専門の研究室があるため基礎からじっくりと学ぶことができます。現在はインターンシップの真っ最中ですので、研究室と病院を往復しながら実験と薬剤師の実務研修に打ち込む毎日です。

プログラム参加により成長を感じる部分はありますか?

毎日朝から夜遅くまで実験に取り組んでいると、失敗して行き詰まることも多々あります。そんな時は研究室の先生からアドバイスをいただいたり、インターネットで参考文献を調べたりして試行錯誤しながら次のステップへと進みます。まだまだ学ぶことはたくさんありますが、学びと正面から向き合える環境で、有機化学に関する知識を着実に身に付けています。

インターンシップ編

インターンシップ先と研修期間、具体的な就業内容を教えてください!

インターンシップ先:
市立砺波総合病院
研修期間:
2013年11月18日~2014年1月10日
内容:
病院での実務研修、薬剤の処方、情報収集、薬剤の調合、薬剤師としての研修等。

感銘を受けたことなど、印象に残ったエピソードがあれば教えてください!

インターンシップ先の砺波総合病院では、薬剤師が患者様に対して服薬指導を行うシーンを度々見かけます。薬の飲み方の細かな注意点から副作用に関する説明まで、患者様の身体を気遣いながら会話されています。あのような光景は中国の病院ではあまり見かけることがないため、私にとってとても新鮮な体験でした。同時に、日本の医療機関の患者様への細やかな配慮に感銘を受けました。

仕事や就職に対する考え方の変化はありましたか?

私は将来、薬剤師になることを目指しているわけではありません。しかし日本と中国の医療機関の違いをこの目で見たくて砺波総合病院の薬剤師研修に参加しました。現場経験を通して、病気に苦しむ患者様と患者様を想う医療スタッフ両者の心に触れ、今まで以上に安全で副作用の少ない薬を開発し、患者様を楽にさせてあげたいという気持ちが強くなりました。

インターンシップ先で身についた力はありましたか?

砺波総合病院では約2ヶ月間、朝8時半過ぎから夕方5時頃まで研修を行います。薬剤の処方や調合など初めての経験ばかりで不安もありましたが、病院の方々の指導の下、毎日効率的に多くのことを学んでいます。薬剤師研修を通して得た貴重な経験を、今後の研究活動に活かしたいと思います。

将来の夢や目標について教えてください!

富山大学卒業後は一度中国に戻って数年間研究を続けた後、アメリカに留学してさらに高度な薬学の知識を身につけたいと考えています。そしていずれは中国の大学教員として自分の研究テーマを追求し、患者様を苦しみから救う安全な薬を開発することが目標です。

インターンシップ先の先輩の声

指導者からの学生へのメッセージ

富山編(日本)

富山(日本)の魅力は?

自然が美しく静かなところ、そして人の親切さが富山の魅力です。また富山以外にも日本には様々な美しい景観があります。岐阜県の白川郷や福井県の東尋坊は特に素晴らしかったです。

富山(日本)の好きなものは?

日本には魅力的な文化もたくさんあります。中でも中国のテレビ番組で観たことと、中国で合気道や空手を経験したことがきっかけで、日本の「武術」や「忍者」に興味を持っています。

富山(日本)のお気に入りの場所は?

休日は家族や友人とテレビ電話で話したり、漫画や音楽、趣味の料理を楽しむことが多いですね。自然景観が美しい日本の観光スポットも時々訪れます。富山県内では、射水市にある「海老江海浜公園」や「太閤山ランド」、そして立山が特にお気に入りです。

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