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留学編

このプログラムに参加した理由・きっかけは?

私の夢は研究者となって社会のために安全な新薬を開発し、苦しみや痛みから患者様を救うことです。富山は「くすり」産業の地として中国でもとても有名でしたし、医薬産業も大変盛んです。富山大学薬学部への留学は自分の能力を高め、夢を叶える貴重な機会だと思い、参加を決めました。

母国大学と富山大学との学びの違いはありましたか?

中国の瀋陽薬科大学でも現在と同じ薬物化学を学んでいましたが、富山大学では中国で学んだ知識や技術をさらに深く追求して勉強しています。勉強内容はとても難しいですが、患者様を救う新薬を開発したい!という強い想いで日々勉学や研究に取り組んでいます。朝の9時から夕方の5時までインターンシップに励み、その後大学の研究室で夜の11時、12時まで研究に没頭する毎日です。

プログラム参加により成長を感じる部分はありますか?

中国では学んだことのなかった先進的な知識を日本でたくさん得ることができました。また、大学やインターンシップ先の方々とのコミュニケーションを通じて、日本語もかなり上達したと感じます。

インターンシップ編

インターンシップ先と研修期間、具体的な就業内容を教えてください!

インターンシップ先:
富山県立中央病院 薬剤部
研修期間:
2012年12月3日~2013年3月1日
内容:
現在は薬剤の調剤を学んでいます。これから注射薬の調製から患者様への服薬指導まで幅広い薬剤業務を行う予定です。

感銘を受けたことなど、印象に残ったエピソードがあれば教えてください!

富山県立中央病院での業務は初めての経験ばかりですが、親切な先生方のお陰で毎日楽しく研修を行えています。私の些細な質問にも親切に答えてくださり、私が困っていると「大丈夫か」と気さくに声をかけてくださいます。もちろん指導も分かりやすく、今学んでいる水剤の調剤業務に関しても丁寧に指導してくださるので理解のスピードが早いです。

仕事や就職に対する考え方の変化はありましたか?

まだインターンシップが始まって間もないため、考え方に大きな変化はありません。ただ、今後予定している実習の中には実際に患者様へ服薬説明を行う機会があります。医療の現場で患者様と接する中で、医薬品の重要性を今まで以上に実感することになるでしょう。

インターンシップ先で身についた力はありましたか?

単に薬剤を調剤するだけでなく、どのような効き目があるかをきちんと理解して作業ができるようになったと思います。また先生方の患者様との効果的なコミュニケーションの取り方は、将来自分が患者様と接する際の参考になりました。

将来の夢や目標について教えてください!

製薬会社の研究者か大学教授になって、安全で効果が高い新薬を開発することを目標としています。特に興味があるのは、現在属している研究室の研究テーマでもある「抗がん剤」分野です。既存の抗がん剤のほとんどは副作用が強く優秀な薬とは言えません。副作用によって多くの患者様が苦しんでいるのを知っているからこそ、副作用のない抗がん剤を開発し、一人でも多くの患者様を苦しみから救いたいです。

インターンシップ先の先輩の声

指導者からの学生へのメッセージ

富山編(日本)

富山(日本)の魅力は?

富山に限らず日本は自然や景色が美しいのが魅力です。先日は京都の清水寺や金閣寺を訪れました。紅葉の時期だったので、建物と紅葉のコントラストが大変美しく感激しました。また、環境の美しさや、食べ物の美味しさも魅力です。

富山(日本)の好きなものは?

私は周りの人たちがとても好きです。大学の先生や友人はとても思いやりがあり、勉強面でも私に新しい知識を与えてくれます。インターンシップ先の皆さんも親切で、優しい心で接してくださいます。いつも私を支え、応援してくれる皆さんに感謝しています。

富山(日本)のお気に入りの場所は?

射水市にある「太閤山ランド」や大学の近くにある台湾料理屋さんなどお気に入りの場所はたくさんありますが、一番好きな場所は富山大学です。私には、安全で高い効果をもつ新薬を開発するという「夢」があります。それを叶えるためには新しい知識を習得しながら日々研究に打ち込める富山大学の存在がとても重要になります。


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