歌う同窓会 (第49回生)

(2014年3月16〜17日)

 

 新制第10回卒、通算第49回卒、昭和37年卒の同窓会が、さる3月弥生の16、 17日の両日、好天に恵まれ、総勢34名参加の下、東京は八重洲冨士屋ホテルにて盛大に開かれました。

 何故「歌う同窓会」と銘打ったかと申しますと、校歌斉唱、歌のお稽古(「青葉の笛」別名「敦盛と忠度」)、昭和の歌独唱、東北支援ソング「花は咲く」斉唱と、歌がたっぷりプログラムされていたからです。

 勿論それに先立ち総会(近況報告、諸報告)があり、その内容は、

1.薬学関係:病院薬局の現況、調剤薬局における服薬指導

2.文芸関係:詩歌、短歌

3.スポーツ関係:ゴルフ、マラソン、水泳、ウオーキング

4.海外:コンダクター、トルコ旅行、ホームステイ

5.後半の人生を楽しくするための提案:グランドゴ ルフ、エッセイ、水墨画、家族との触れ合い、ボ ランティア、ダンスなど

 以上それらは恰もミニ薬学大会の観を呈し極めて中味の濃いものでありました。例えばゲートボールではなくて何故にグランドゴルフなのか?其れは前者が団体戦なのに比して後者は個人戦です。年配者の競技は団体ではトラブルを生じやすく、自己責任たる個人競技が望ましいのです。従ってグランドゴルフなのです。

 後半の二次会は独唱に匹敵するに斉唱を以って行いました。これは全員の心を一にするのに役立ち、起立して大声を発する事に意義があります。明治の小学校唱歌「青葉の笛」(ある意味では東北と繋がっています)、東北に思いをいたしつつ「花は咲く」を、発起人ほかソングリーダーを中心に全員で斉唱しました。諸事お知らせの後、会場を退去したのは午後10時ぎりぎ りでした。

 さて翌日は都内観光に朝早くからはと4 4バスにて、 1 スカイツリー、 2浅草寺、仲見世、 3昼食:米久本店、 4水上バス:隅田川ライン(浅草~日の出桟橋)、 5浄土宗大本山増上寺、 6六本木ヒルズの順に観光しました。

 春の好天は霞がかかりスカイツリーでは遠望は効きませんでしたが、或る事を計画立案しそれを成し遂げる日本の底力、洗練された技術の粋に感嘆させられました。浅草寺に外国人の多かったこと!水上バスでは千住大橋、白鬚橋、桜橋、言問橋、吾妻橋、駒形橋、厩橋、両国橋、佃大橋、勝鬨橋など謂れのある多くの橋の勉強をいたしました。東京の多くの地名には興味深い物語・来歴があり、其れらを調べたら面白いかも知れません。次に徳川家の菩提寺である芝増上寺から六本木ヒルズへと移動し、再び展望台から、スカイツリーとはまた趣を異にする風景を楽しみました。

 次は2年後に富山にて再会を期すべく、東京駅日本橋口にて解散いたしました。最後に薬窓の友の詠める短歌を紹介し、ご報告といたします。 『時経れど 奥田の絆 朽ちずして 同窓の友 ツリーに集う』

(長谷川信治 記) 「むしの会」卒業50周年記念同期会(第51回生)  我