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インターンシップ

Zolboo BATSUKHさん

大学院医学薬学教育部博士後期課程・薬科学専攻

実習先:
クラシエ製薬株式会社
実習期間:
2017年10月2日~11月10日

私はクラシエ製薬(株)の漢方研究所で6週間の実習を行いました。製薬企業における製品化に関する研究及び製品の品質管理に関する研究を幅広い分野から学ぶことができました。
実習中、指導担当者からのご指導を受けながら一生懸命実験をしました。1週間毎、異なるテーマで実験をしたのですが、指導担当者に実験の手順マニュアルやスケジュールを作成していただいたお陰で、短期間で効率よく実験ができました。
企業では必要な時に必要な材料だけを使って計画的に実験を行うことを知りました。大学の研究室では、自分のやり方で研究を進めていましたが、これからは計画的に効率よく研究をしていきたいと思いました。
大学院での生活のみでは決して体験することができない日本の製薬企業の文化も体験できたので、とても充実した実習になりました。今回の実習で身に着けた知識や経験を、これからの日本での生活や研究、さらにはモンゴルに帰国した後も研究に活かしていきたいと思います。

黒崎 史大さん

大学院医学薬学教育部博士課程・薬学専攻

実習先:
ダイト株式会社
実習期間:
2017年10月16日~11月24日

私はダイト株式会社でインターンシップ実習を行ってきた。ダイト株式会社は原薬と製剤の両方を製造している全国でも有数の企業であり、幸運なことに私はこのインターンシップ実習で固形製剤が出来るまでのながれを一通り見学することができた。原薬製造の現場では数百キロスケールでの原薬合成を見学した。大学の研究における小スケールでの有機合成とは合成方法や装置が全く異なっており、そのスケールの大きさに圧倒された。また、薬学部では学べなかった、化学工学的な考え方についても学ぶことが出来た。
製剤についても研究の製造現場の両方を見学させていただいた。製剤研究については、目的となる製剤に適した造粒や打錠などの検討方法について学んだ。製剤化のプロセスは医薬品の体内動態を左右するため、医薬品開発において大きなウェイトを占めているといえる。原薬合成研究とは異なり、製剤研究は自分自身に馴染みのない研究分野であったものの、非常に奥が深いものであった。
インターンシップ実習を通して、原薬と製剤の研究および製造について学ぶことができ、自分自身の研究生活や、将来像についてあらためて考えることができた。