私は，「クラシエ製薬株式会社」と「株式会社廣貫堂」におけるインターンシップ実習で，大学の研究室では得られない非常に有意義な経験をしました。企業とはどういうものか及びGMP（医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準）の仕事を体験し，新しい実験手法を学ぶことができました。大学と企業における研究の違いを感じることができました。日本の企業における厳重な安全管理・品質管理体制の中に医薬品の安全性確保に対する責任を感じました。
このインターンシップ実習で，私は自分自身のこれまで研究生活を見つめ，そして将来のキャリアのために何ができるのかを考えるきっかけを得ました。

私は，インターンシップ実習において「クラシエ製薬株式会社」と「市立砺波総合病院」で学ぶ機会を得ました。
クラシエ製薬株式会社では，生薬の起源を識別するための分析（生薬のDNA鑑別），製品開発に大きく影響する抽出エキスの品質管理及び抽出エキスの薬理活性の評価方法を学びました。
市立砺波総合病院では，チーム医療について学びました。チーム医療は，病院内の部門間で情報を交換し患者に係る情報を共有して，個々の患者に適切な治療計画を設定する非常に効果的なアプローチです。糖尿病，がん，精神科，感染制御などの薬学スペシャリストである専門薬剤師もいて驚きでした。薬剤師は，医師，看護師，理学療法士と協力して，患者のために最も効果的な療法を提供します。薬剤師の責任の重要性について深く理解することができました。
インターンシップ実習では，企業における研究と病院における薬剤師の役割の両方を経験することができ，今後の自分の進路を考える上でとても有意義でした。