1990年3月　　京都府立東舞鶴高等学校　卒業
1994年3月　　京都大学工学部高分子化学科　卒業
1996年3月　　京都大学大学院工学研究科高分子化学専攻　修士課程修了
1996年4月〜　日本学術振興会特別研究員DC1（〜1999年3月）　
1999年3月　　京都大学大学院工学研究科高分子化学専攻　博士後期課程修了　博士（工学）
1999年4月　　京都大学大学院薬学研究科創薬科学専攻　製剤機能解析学分野 助手
2007年4月　　京都大学大学院薬学研究科創薬科学専攻　製剤機能解析学分野 准教授
2012年3月　　富山大学大学院医学薬学研究部（薬学）　生体界面化学研究室 教授
2019年10月〜 富山大学学術研究部薬学･和漢系（改組により）生体界面化学研究室 教授　
2023年4月〜　　薬学部副学部長，臨床薬学教育推進センター長

日本膜学会 理事（2019年4月〜）
日本膜学会 編集委員（2009年4月〜）
日本膜学会 評議員（2011年4月〜2019年3月）
日本薬学会北陸支部幹事（2014年4月〜2016年3月, 2022年4月〜）
日本薬学会北陸支部 監事（2016年4月〜2017年3月）
膜シンポジウム2017運営委員長（2017年11月）
日本薬学会学術誌編集委員（2018年4月〜2021年3月）

日本膜学会 膜学研究奨励賞（2006年）
日本薬学会 奨励賞（2009年）

物理化学 II（２年次 前期）
薬品物理化学（３年次 前期 分担）
物理系実習（物理化学 II）（２年次 前期）
専門英語Ｉ（３年次 前期 分担）
薬学英語Ｉ（２年次 前期 分担）
生物物理学序論（博士前期課程 分担）
生物物理学特論（博士前期課程 分担）
分子薬科学特論（博士後期課程 分担）
医療分子科学特論（博士課程 分担）

1. 小角中性子散乱によるリン脂質の膜間移動とフリップフロップの解析法
   中野 実
   分析化学 72 (12), 497-502 (2023).
   
2. 中性子小角散乱法を用いたリン脂質の膜間移動の評価
   中野 実
   膜 47 (5), 263-268 (2022).
   
3. Flip-Flop Promotion Mechanisms by Model Transmembrane Peptides.
   H. Nakao, M. Nakano
   Chem. Pharm. Bull. 70 (8), 519-523 (2022).
   
4. ナノディスクの物理化学的特性の解明.
   中野 実
   生物物理 60 (5), 291-294 (2020).
5. 膜貫通ペプチドによるフリップフロップ促進における親水性アミノ酸残基と疎水性配列長の影響
   中尾裕之, 中野 実
   アンサンブル 21 (3), 190-195 (2019).
6. 膜脂質の膜間移動ダイナミクス.
   中野 実
   Colloid Interface Commun. 44 (3), 33-36 (2019).
7. Evaluation of Interbilayer and Transbilayer Transfer Dynamics of Phospholipids Using Time-Resolved Small-Angle Neutron Scattering.
   M. Nakano
   Chem Pharm Bull, 67 (4), 316-320 (2019).
   
8. 時分割中性子散乱法によるリン脂質のダイナミクスの評価.
   中野 実
   Colloid Interface Commun. 38 (4), 22-24 (2013).
   
9. 中性子散乱と蛍光法を用いた脂質膜の構造とダイナミクスの評価.
   中野 実
   膜 36, 24-30 (2011).
10. 静的・動的構造評価による生体脂質複合体形成機構の解明．
    中野 実
    YAKUGAKU ZASSHI 129 (9), 1033-1039 (2009).
11. アポリポタンパク−脂質膜相互作用によるディスク状複合体形成と高密度リポタンパク質形成原理の考察．
    中野 実
    YAKUGAKU ZASSHI 128 (5), 687-693 (2008).
12. SANS-Uを使った脂質のベシクル間移動の研究
    中野実
    波紋 18 (2), 82-85 (2008).
13. 自発的HDL様粒子形成における膜構造の影響．
    中野 実
    膜 32 (5), 247-252 (2007).
14. 非二分子膜構造を有する脂質微粒子の創成とその構造評価に関する研究.
    中野 実
    膜 31 (4), 202-206 (2006).
15. 新規両親媒性高分子のミセル形成挙動.
    山岡仁史, 松本幸三, 松岡秀樹, 中野 実
    表面 38 (2), 25-38 (2000).

1. "膜脂質を動かすペプチドのデザイン"
   中尾 裕之, 中野 実
   木曽良明監修, ペプチド創薬の最前線, シーエムシー出版, pp126-133 (2019).
   
2. "脂質の物性"
   中野 実
   新井洋由, 清水孝雄, 横山信治編, 脂質解析ハンドブック, 羊土社, pp34-48 (2019).
   
3. "生体膜"
   岡村 恵美子, 中野 実
   寺嶋正秀編, 揺らぎ・ダイナミクスと生体機能, 化学同人, pp. 212-230 (2013).
4. "キューボソームの調製法と応用"
   中野 実
   国武豊喜監修, 超分子サイエンス&テクノロジー, エヌ・ティー・エス, pp.1163-1167 (2009).
5. "SBO 22: 脂質の水中における分子集合構造（膜，ミセル，膜タンパク質など）について説明できる"
   半田哲郎, 中野 実
   日本薬学会編, スタンダード薬学シリーズ２, 物理系薬学III. 生体分子・化学物質の構造決定, 東京化学同人, pp.122-126 (2006).

1. リン脂質ベシクル膜の対称性・非対称性の人工制御とその評価（第83回日本分析化学会討論会 2023.5.20 富山）
2. 時分割中性子散乱によるリン脂質の膜間移動のエネルギー的・構造的洞察（量子ビームサイエンスフェスタ 2023.3.15 つくば）
3. 中性子小角散乱法を用いたリン脂質の膜間移動の評価（日本膜学会第44年会 2022.6.9 東京）
4. 蛍光および中性子を用いたリン脂質のフリップフロップ・膜間移動速度の計測（理研シンポジウム“細胞システムの動態と論理” 2018.4.12 和光）
5. リポソーム・ナノディスクの膜環境と脂質ダイナミクス（第55回日本生物物理学会年会 2017.9.20 熊本）
6. 膜脂質を動かすペプチドのデザイン（ペプチドフォーラム 2016.3.5 金沢）
7. リン脂質の自発的およびタンパク質を介したベシクル間移動と膜曲率の効果（第87回日本生化学会大会2014.10.15京都）
8. Evaluation of Interbilayer and Transbilayer Phospholipid Transfers by Neutron Scattering (National Synchrotron Radiation Research Center 20th Users' Meeting & Workshops 2014.9.12, Hsinchu, Taiwan)
9. Phospholipid Transfer Dynamics Studied by Time-Resolved Small-Angle Neutron Scattering (Third International Workshop SKIN2014 –Studying Kinetics with Neutrons– 2014.3.24-27, Grenoble, France)
10. Functional Evaluation of a Phospholipid Transfer Protein by Neutron Scattering (Protein Dynamics and Function Workshop 2013.4.15 Durham, UK)
11. In Vitro Activity Evaluation of the Yeast Phospholipid Transfer Protein by SANS (The 5th Taiwan -Japan Joint Meeting on Neutron and X-ray Scattering 2013.2.26 Tokai)
12. 蛍光技術の脂質膜研究への応用（蛍光技術交流会「FluoroFest」 2012.11.8 京都）
13. In Situ Determination of Interbilayer and Transbilayer Lipid Transfers by Neutron Scattering (The First Asia-Oceania Conference on Neutron Scattering 2011.11.21 Tsukuba)
14. 脂質膜・脂質微粒子の静的／動的特性評価（室蘭工大講演会 2011.7.14 室蘭）
15. 脂質膜・微粒子の静的／動的特性評価（第１回メディショナルナノテク研究会 2011.6.2 京都）
16. リン脂質のダイナミクスの評価とその制御（生物物理若手の会セミナー 2011.3.12 京都）
17. 中性子散乱と蛍光法を用いた脂質膜の構造とダイナミクスの評価（膜シンポジウム 2010.11.19 京都）
18. 微粒子分散系の化学：ベシクル・リポソーム（日本油化学会 フレッシュマンセミナー 2010.5.21 大阪）
19. 中性子小角散乱による脂質ナノディスクの構造とダイナミクスの評価（第58回高分子討論会 2009.9.17 熊本）
20. 脂質の動的特性の評価とその制御（拡大IRT研究会 2009.8.4 東海）
21. 中性子小角散乱のリン脂質膜への適用　〜構造とダイナミクス〜（中性子バイオ・ソフトマターサイエンスワークショップ2009.7.7 東京）
22. 脂質膜の構造と動的特性の評価（次世代スパコン「ナノ統合拠点」連続研究会 2009.2.10 京都）
23. 時分割中性子散乱による膜脂質のダイナミクスの評価（日本中性子科学会第8回年会 2008.12.2 名古屋）
24. Lipid Transfer Dynamics in Nanoparticle Systems (Jülich Soft Matter Days 2008 2008.11.12 Bonn, Germany)
25. In Situ Determination of Interbilayer and Transbilayer Lipid Transfers in Liposomes (11th Liposome Research Days Conference 2008.7.21 Yokohama)
26. 中性子小角散乱を用いた膜脂質のダイナミクス評価 (IAP環境技術フォーラム 2008.6.1 京都)
27. Evaluation of Intervesicular Transfer and Flip-Flop of Phospholipids by Time-Resolved Small-Angle Neutron Scattering (17th Advanced Particle Handling Science Seminar 2008.4.12 Kyoto)
28. Evaluation of Interbilayer Transport and Flip-Flop of Lipids in Vesicles by Time-Resolved Small-Angle Neutron Scattering (The Second Japan-Taiwan Workshop on Neutron Scattering of Bio-materials, Soft-Matters and Nano-materials 2007.12 Taipei, Taiwan)
29. 脂質ナノ粒子の生成と構造評価　〜リポソーム・キュボソーム・ナノディスク〜（第25回関西界面科学夏期セミナー2007.7四条畷）
30. 自発的HDL様粒子形成における膜構造の影響（日本膜学会第29年会 2007.5 東京）
31. アポリポタンパク−脂質膜相互作用によるディスク状複合体形成とHDL形成原理の考察（日本薬学会第127年会2007.3富山）
32. 脂質膜とナノ粒子システム（第23回物性物理化学研究会 2005.7 京都）
33. 内部にキュービック、ヘキサゴナル液晶構造を有する脂質ナノパーティクルの創製（日本薬学会第121年会 2001.3 札幌）

1. Neutron scattering measurements of the distance and rate of phospholipid exchange between closely proximate lipid bilayers（ICOM2023. 2023.7.10 Tokyo）
2. 中性子散乱を用いた酵母脂質輸送タンパク質Sec14 の機能評価（生理研研究会. 2019.7.11 岡崎）
3. 中性子小角散乱によるリン脂質輸送タンパク質の脂質輸送機構の解明（第69回コロイドおよび界面化学討論会. 2018.9.20 つくば）
4. Determination of protein-mediated intervesicular phospholipid transfer by time-resolved neutron scattering (59th International Conference on the Bioscience of Lipids. 2018.9.6 Helsinki, Finland)
5. 蛍光および中性子を用いた脂質の膜間移動の検出（生理研研究会. 2017.7.6 岡崎）
6. リン脂質二重層の対称性・非対称性を人工的に制御する（生体界面研究会. 2017.2.9 金沢）
7. 膜貫通ペプチドのリン脂質フリップフロップ誘起メカニズム（生理研研究会. 2015.7.17 岡崎）
8. Evaluation of protein-mediated intervesicular lipid transfer by time-resolved neutron scattering (18th International Union of Pure and Applied Biophysics Congress. 2014.8.3-7 Brisbane, Australia)
9. 膜曲率に依存したリポソーム間リン脂質交換（第64回コロイドおよび界面化学討論会. 2013.9.18 名古屋）
10. 脂質ナノディスクの構造とダイナミクスの評価（ナノバイオ若手ネットワーキングシンポジウム. 2013.6.15 富山）
11. アルキル化リン脂質の鎖長依存的な相挙動の評価（日本膜学会第34年会. 2012.5.12 東京）
12. ディスク状脂質／apoA-I複合体の構造と脂質移動速度の評価（第51回日本脂質生化学会. 2009.7.30 名古屋）
13. 脂質ナノディスクの構造と脂質移動速度の評価（日本膜学会第31年会. 2009.5.21 東京）
14. Evaluation of Intervesicular Transfer and Flip-Flop of Phospholipids by Time-Resolved Small-Angle Neutron Scattering (49th International Conference on the Bioscience of Lipids. 2008.8.28 Maastricht, Netherlands)
15. コレステロールによるエマルションの表面状態と両親媒性ヘリックス結合性の変化（日本膜学会第30年会.2008.5.15東京）
16. 中性子散乱を利用した膜脂質のダイナミクス評価（膜シンポジウム2007. 2007.11 山口）
17. 時分割中性子小角散乱による膜脂質ダイナミクスの評価（第60回コロイドおよび界面化学討論会. 2007.9 松本）
18. アポリポタンパク質と混合脂質膜との相互作用によるディスク状複合体形成（第59回コロイドおよび界面化学討論会.2006.9札幌）
19. 非ラメラ相形成脂質が及ぼす二分子膜の微細構造変化（膜シンポジウム2005. 2005.11 京都）
20. An Amphipathic Class A Peptide Induces Membrane Destabilization of Phosphatidylcholine/Sphingomyelin Mixed Bilayers (46th International Conference on the Bioscience of Lipids. 2005.9 Ajaccio, France)
21. 両親媒性ペプチドによる混合リン脂質リポソームの不安定化（第58回コロイドおよび界面化学討論会. 2005.9 宇都宮）
22. 蛍光法によるレシチン−モノオレイン混合脂質膜中の側方圧力の評価（日本膜学会第27年会. 2005.5 東京）
23. 脂質液晶微粒子を用いた脂質膜のパッキングストレスの評価（日本薬学会第125年会. 2005.3 東京）
24. ラメラ−非ラメラ相転移における脂質膜中のパッキングストレスの評価（膜シンポジウム2004. 2004.11 京都）
25. 蛍光法による脂質二分子膜中のパッキングストレスの評価（第56回コロイドおよび界面化学討論会. 2003.9 徳島）
26. 脂質液晶微粒子キュボソーム、ヘキソソームの創製と内部液晶相の静的、動的構造評価（フィジカルファーマフォーラム2003.03.3長崎）
27. Preparation and Structural Investigation of Cubosomes and Hexosomes – Lipid Nanoparticles Including Liquid Crystalline Phases (Surfactant in Solution Symposium. 2002.6 Barcelona, Spain)
28. 糖脂質水和ゲル相を有する微粒子（ナノサスペンション）の開発（日本薬学会第122年会. 2002.3 千葉）
29. リオトロピック液晶相を保持する脂質分散微粒子の内部構造評価（第54回コロイドおよび界面化学討論会. 2001.9 東京）
30. Structural Investigation of Lipid Nanoparticles Including Liquid Crystalline Phases (Gordon Research Conference. 2001.7 Connecticut, USA)