学会紀行 in 伊香保(2024/7)

第42回内分泌代謝学サマーセミナーに参加して
大学院修士課程2年 武田 隆太

2024年7月11-13日の3日間、群馬県渋川市の伊香保で開催された内分泌代謝学サマーセミナーに参加しました。本サマーセミナーは一般的な学術集会と異なり、参加者全員が旅館に合宿形式で参加し、シンポジウムを聴講してポスター発表を行います。また、ポスター発表は基礎研究がほとんどであり、私にとって興味深い研究内容が目白押しでした。当研究室からは笹岡先生、和田先生、修士課程2年の岩佐さん、学部5年の橋さんと私(武田)が参加し、我ら学生は全員ポスター発表しました。 セミナー初日は昼頃に会長の開会宣言で始まり、内分泌に関わる興味深いシンポジウムや若手研究者に向けた心得などを拝聴しました。また、学生はポスターを展示し、2日目のポスタービューイングに備えました。初日のプログラムが終了すると、夕食会という名の “宴会” が始まりました。様々な大学や研究所の学生、若い先生からシニアの先生まで混ざり、お酒を片手に研究内容や雑談など様々な話で盛り上がりました。 2日目にはポスター発表を行いました。岩佐さんと橋さんは、会場を魅了するような発表を行い、私も自身のポスターを発表しました。また様々な領域に及ぶポスターを拝見しました。特に、私が研究対象としている「中枢性代謝調節」の研究分野でご活躍中の先生方も多く参加されておられ、自身の研究分野の全体像や意義について新たな気づきを得ることができました。また、同世代の発表者も多く参加されており、質問も気軽にできるため、お互いを刺激し合う有意義な時間となりました。 最終日は、優秀ポスター演題の受賞講演が行われました。素晴らしいご発表を聴きながら、来年こそは私たちも受賞できるよう、より一層研究に力を入れようと決意を新たにしました。最後に、笹岡先生が来年のサマーセミナーの開催に関わる挨拶をされ、閉会となりました。今回のサマーセミナーのテーマは、 “内分泌・代謝研究は面白い!” であり、3日間を通じて内分泌代謝学の面白さにどっぷりと浸ってまいりました。 (温泉にはゆっくり浸れませんでしたが…) 来年の内分泌代謝学サマーセミナーは当研究室の笹岡先生が会長となり、 “自然にひたって内分泌学の頂に挑む” のテーマのもと、富山・立山の地で開催されます。今回のサマーセミナーで受けた刺激を胸に、来年のサマーセミナーも当研究室が一丸となり成功させたいと思います。非常に有意義な経験をさせて頂き、先生方をはじめ関係者の皆様に感謝申し上げます。