学会紀行 in 東京(2018/5)

第61回日本糖尿病学会年次学術集会に参加して
大学院博士前期課程1年 桶川 晃

2018年5月24-26日の3日間、東京国際フォーラムで開催された糖尿病学会へ研究室一同で参加しました。糖尿病分野に関する最新の知見に触れることのできる舞台で、自らの考えを深めることに胸を高鳴らせながら富山を旅立ちました。

学会の初日は、博士課程の吉田さんの発表から始まり、研究室メンバー全員で応援に向かいました。大勢の聴衆の中でも堂々と発表をこなし、質疑応答に対しても的確に説明されている姿は素晴らしく、今回の学会を通して得られるものにより磨きをかけたいと感じられる発表でした。

学会二日目は当研究室に所属する小野木さん、石川さん、渡邊さん、松澤さんの口演発表と、共同研究を行っている本学医学部産婦人科の田中先生のポスター発表の応援に行きました。先輩方の発表は、日頃の研究に対する深い考察がなされ、興味深い内容であったことから会場を盛り上げました。自分も先輩方のように堂々と発表できるような研究成果を見出し、多くの人に伝えられるようなプレゼンテーションができるよう研究室生活に励みたいと意気込みました。また、その日の夜は研究室の食事会が開催され、先生方や首都圏で仕事をされているOBの方とお話する機会をいただき、とても有意義な時間を過ごしました。

学会最終日は、笹岡先生、恒枝先生、今さんの口演発表があり、本学会を締めくくるにふさわしい素晴らしい発表で、複雑に制御される中枢性の代謝調節分野に対し果敢に挑む様子に感銘を受けました。また、他大学の先生方の発表も素晴らしいものばかりで、自分の研究テーマに関連のある報告や別の観点からアプローチした研究成果に終始興奮し、今回得られた経験は今後の研究室生活への良い刺激となりました。

今回の学会を通して、それぞれが自分の学ぶべき事を改めて見つけたことと思います。また、個々の向上も重要ですが、研究室全体として研究レベルを上げていくことは非常に重要なことだと思います。互いに高め合える雰囲気から研究を発展させることができるように頑張ろうと強く思える学会でした。