笹岡利安教授就任10周年記念祝賀会(2015/11)

笹岡利安教授就任10周年記念祝賀会を終えて

実行委員長(協力研究員) 東海 絵美 

平成27117日、ANAクラウンプラザホテルにて、笹岡利安教授就任10周年記念祝賀会を開催しました。遠方より多くのOBの方々にご参加いただき、在学生の皆さんと共に盛大にお祝いすることが出来ました。乾杯の挨拶では、恒枝先生より富山大学薬学部の現状をご説明頂き、また、病態制御薬理学研究室における輝かしい受賞歴などを過去の懐かしい写真と共にお話し頂きました。

 一同交えての歓談の後、参加者及び参加できなかったOBの先輩方から頂いたご祝儀により準備した記念品を笹岡教授へ贈呈しました。記念品は、富山ガラス工房で作成された「越碧(こしのあお)」と呼ばれる特殊素材のガラスで作られた花器です。このガラスは富山大学と富山ガラス工房が共同開発したもので、研究過程で発見された希少な金属をガラスに混ぜることで生まれた、深海をイメージした澄んだ青色をしています。皆様からの心のこもったこの贈り物が、笹岡教授の日々の疲れを少しでも癒すことが出来れば幸いです。

その後、笹岡教授よりご講演をしていただきました。医師としての道を選択し、現在の研究室の教授となられるまでの経緯をお話し下さる中で、様々な偶然が重なってこそ今があることを「縁は異なもの」という言葉で表現してくださいました。この言葉は、私たちが今後出会う様々な機会を大切にし、自分の夢に向かって突き進み努力し続けることの大切さを表しています。OBの方々は研究室を離れそれぞれの道に進んでおり、在学生の皆さんもこの先色々な道が待っていますが、この研究室での生活や仲間との出会いは、今後の生活の糧となっていくことと思います。私自身、笹岡教授のお言葉を胸に、日々精進して参りたいと思います。

 さらに、和田先生、OB代表の市原さん、藤田さん及び在学生代表の呉さんより笹岡教授との思い出をお話し頂きました。また、サプライズとしてOlefsky先生からのメッセージやご家族からのお手紙の披露があり、笑いあり感動ありの盛りだくさんの内容で会を終えました。また、2次会では研究室への愛情が問われるクイズ大会を催しました。先生方、先輩方及び在学生が力を合わせてクイズに答えるという機会を通して交流を深め、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
 さて、この度笹岡教授の就任10周年祝賀会を楽しく無事に開催することが出来ましたのも、先生方をはじめ、多くの御先輩方や在学生の皆様のご協力のおかげです。誠にありがとうございました。また、このように一同が会する素晴らしい機会に恵まれましたのも、笹岡教授のこれまでのご尽力の賜物であると深く感謝いたしております。数か月前に小野木君、森田さんと共にこの祝賀会の準備を始めましたが、準備をしながら私自身研究室生活を振り返り、笹岡教授には父のように温かく接していただいたことを思い出しておりました。この研究室で先生方や多くの仲間に出会えたことは私の人生の宝です。最後に、今後益々の笹岡教授のご健勝と、笹岡研究室のご発展を実行委員一同心からお祈り申し上げます。