学会紀行 in 東京(2015/5)

The 8th International Aldosterone Forum in Japanに参加して

博士前期課程 2年 石川 明香里 
  2015531日に東京で開催されましたThe 8th International Aldosterone Forum in Japanにおきまして優秀賞を受賞し、口演発表をさせて頂きました。今回発表した研究成果は、私の研究グループの先輩の成果をもとに発展させたもので、自分が携わった研究をこのように高く評価して頂けたことを嬉しく感じます。
  私は本学会の1週間前に初めて糖尿病学会総会で学会発表を経験し、2回目の発表にして英語での口演ということで、大変緊張しました。研究室の先生には何度も発音のチェックをして頂き、聴者に伝わりやすいよう直前までスライドを調整して本番に臨みましたが、発表と英語という2つの慣れない環境の中で「原稿を読む」だけのプレゼンテーションになってしまったことは心残りです。質疑応答でも英語の質問が聞き取れない、さらにそれに対する回答を英語でうまく表現できない等苦労しました。しかし、座長、オーディエンスの先生ともに温かく、なんとか発表を終えることができました。
  当日は私の他にも日本人の先生による多くの口演発表やポスター発表があり、堂々とした発表や、質問に対して難なく応答されている姿に感銘を受けました。また、私達が着目しているAldosteroneに特化した学会への参加は初めてだったので、同じ因子に対する様々な視点からの研究は興味深くもありました。
  学会後は、在学中に同じグループだった関東在住の先輩方が駆けつけてくださり、食事会を開きました。過去にこの学会で発表された先輩にも労いの言葉を頂き、グループの伝統に仲間入りできたことを有難く思いました。また、職場のリアルなお話を聞くこともでき、薬学生としていい刺激になりました。
  本学会は私にとっては大きなチャレンジでした。この経験を生かし、このような貴重な機会を与えて頂いたことに感謝しつつこれからまた精進して参りたいと思います。