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博士後期課程 薬科学専攻

卓越した研究能力や技術を有するプロフェッショナルを育成

領域横断的な最先端創薬に関する教育・研究と和漢医薬学及び臨床薬学に関する教育を実施し、得られた知識と技術を応用して創薬科学等をはじめとする薬学関連領域において活躍できる研究者・技術者を養成することを目的としています。

授業科目及び単位数

授業科目 開設単位 必修

選択
の別
講義 演習 実験

実習
分子生物薬科学特論 2 選択
分子薬科学特論 2 選択
先端東西医薬学特論 2 選択
医薬品製剤開発学実習 1 選択
医薬品薬効動態学実習 1 選択
国際医薬学特論 2 選択
特別実習(インターンシップ) 4 選択
薬科学演習 4 必修
薬科学特別研究 14 必修
研究倫理・研究方法論(e-ラーニング) 1 自由
日本語・日本文化(留学生のみ) 4 自由
13 4 20
修了に要する修得単位数
必修科目 18
選択科目 2
20単位以上

薬科学専攻

※左右にスクロールできます。

修了生からのメッセージ

清水 久夫

平成15年学士・平成17年修士・平成20年博士

私は製薬企業で研究職として働いています。現在勤務している製薬企業では、画期的新薬を患者さんに届けるという共通の目標のもと、グローバル規模で新薬の研究開発に取り組んでいます。新薬の開発は、ターゲット探索、化学合成、薬効評価、毒性評価、薬物動態評価、製剤設計、そして臨床試験と多くの時間と労力がかかる非常に困難なミッションです。私はその中でも薬物動態を評価する研究に従事しており、現在、主に血中の薬物濃度を分析する仕事に携わっています。研究所では日々新しい候補化合物が見出されますが、候補化合物は低分子化合物から核酸・ペプチドなどの高分子化合物まで多岐に渡ります。さらに薬物本体のみならず代謝物やバイオマーカー等も高感度に分析することが求められます。私はそれら化合物の特性を見極めた分析法を開発することで、新薬の開発に貢献するやりがいを感じています。 私は学部・大学院を通して富山大学で学びましたが、社会に出た現在、大学で得た専門知識や経験が自分の科学者としての重要な土台になっていると実感しています。

高度職業人育成コース

医学薬学教育部(博士後期課程)では、希望者を対象に和漢薬領域を基盤とした高度職業人の育成プログラム(the program for developing highly skilled professionals based on natural medicineand pharmaceutical sciences:PDNP)を実施しています。本コースは、博士課程に我が国ならびに諸外国の学生を受入れ、医療現場のチーム医療の中で即戦力として薬物治療の要となる人材、及び製薬企業における薬学研究、品質管理、開発に携わる優れた人材を育成することを目的としています。さらに、富山地域における歴史的伝統と、大学が蓄積してきた研究・教育を活かし、専門職業人の育成を通し、薬学領域のさらなる発展に資することとしています。薬科学専攻では、和漢薬に精通した製薬企業での長期インターンシップを通し、研究・開発、品質管理等を総合的に経験し、和漢薬に関連する専門職エキスパートを育成するコースのカリキュラムを履修することができます。