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博士前期課程 薬科学専攻

知識と技術を応用して活躍できる研究者・技術者を育成

医学・薬学の協同体制を基盤とし、さらに和漢薬を通じて東西医療科学を総合した特色ある教育研究を指向するもので、幅広い知識に支えられた高い専門性と人間尊重の精神を基本とする豊かな創造力を培い、学術研究の進歩や社会に積極的に貢献できる総合的な判断力を有する教育研究者としての人材を育成することを目的としています。

授業科目及び単位数

授業科目 開設単位 必修

選択
の別
講義 演習 実験

実習
分子化学特論 2 選択
分子設計学特論 2 選択
物性構造科学特論 2 選択
薬理学特論 2 選択
分子生理学特論 1 選択
薬物動態学特論 2 選択
遺伝情報制御学特論 1 選択
遺伝子応用分析学特論 1 選択
分子疾患制御学特論 2 選択
細胞情報学特論 1 選択
生物分析学特論 1 選択
応用天然物化学特論 2 選択
和漢医薬学特論 2 選択
創剤学特論 1 選択
臨床統計学の基礎 1 選択
臨床研究の計画法 1 選択
プロフェッショナル特論 2 選択
薬学演習 6 必修
薬科学特別研究 14 必修
日本語 ・日本事情(留学生のみ) 2 自由
28 6 14
修了に要する修得単位数
講義科目 10
薬学演習 6
薬科学特別研究 14
30単位以上

薬科学専攻

※左右にスクロールできます。

修了生からのメッセージ

大野 智恵

平成27年学士・平成29年修士

私は「研究のための研究ではなく、人の役に立つ研究がしたい!」という思いから本学部の創薬科学科に入学しました。学部時代では、講義や実習を通して、普段何気なく使っている一つ一つの薬には、生物・物理・化学を三本柱とした様々な知識や知恵、高度な技術が集約されていることを学びました。大学院では、「イオンチャネル」というタンパク質に着目し、今までにない新しい作用メカニズムを有する治療薬の開発に向けた基礎研究に取り組みました。
富山県は「薬都富山」と言われるように、薬学に関しては江戸時代から続く長い歴史があります。県内には製薬企業も多く、学生実習で製薬会社の工場や薬事研究所の見学に行くこともあります。薬が創造される過程を目の当たりにし、実際の現場で働く方々に接する機会を得られたことは、自分の将来を考える上で大変参考になりました。その結果、大学院を修了した後は、疾病の早期発見または治療方針の決定を担う検査薬の研究開発に携わることになりました。富山大学で学んだ薬学の知識、培った創薬研究者魂を忘れずに、日本に止まらず世界の人々の健康に貢献できるよう、今後も研究に励んでいきたいと思います。