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博士課程 薬学専攻

高度な専門的知識や研究能力を有する薬剤師・研究者等を育成

臨床薬学を中心とした最先端の教育・研究と和漢医薬学関連の教育を実施し、臨床薬学を中心とした薬学領域の教育・研究者、治験を指導できる人材、チーム医療の立場から、高度な薬剤師業務を実践できる高度専門職業人を養成することを目的としています。

授業科目及び単位数

授業科目 開設単位 必修

選択
の別
講義 演習 実験

実習
薬物治療学特論○ 2 選択
医療分子科学特論○ 2 選択
臨床東西医薬学特論○ 2 選択
臨床薬学特論○ 2 選択
医薬品製剤開発学実習○ 1 選択
医薬品薬効動態学実習○ 1 選択
国際医薬学特論○ 2 選択
特別実習(インターンシップ)○ 4 選択
高度薬物がん治療学特論Ⅰ* 1 選択
高度薬物がん治療学特論Ⅱ* 1 選択
高度薬物がん治療学特論Ⅲ* 1 選択
高度薬物がん治療学特論Ⅳ* 1 選択
高度薬物がん治療学特論Ⅴ* 1 選択
高度薬物がん治療学特論Ⅵ* 1 選択
高度薬物がん治療学特論Ⅶ* 1 選択
高度薬物がん治療学特論Ⅷ* 1 選択
薬学演習 6 必修
薬学特別研究 16 必修
研究倫理・研究方法論 1 自由
日本語・日本文化(留学生のみ) 4 自由
23 6 22
修了に要する修得単位数
必修科目 22
選択科目 8
・〇の授業 4
・a+b
 a 博士前期課程の選択科目
 b *の北信がんプロ科目(全国e-クラウドe-learning科目)
4
30単位以上

薬学専攻

※左右にスクロールできます。

修了生からのメッセージ

野上 暁生

平成26年学士・平成30年博士

私は富山大学薬学部薬学科(6年制)、大学院博士課程(4年制)を経て製薬企業に研究職として就職しました。薬学科は薬剤師国家試験の受験資格が得られるコースで、多くの人が大学院への進学はせず、免許を生かした職業に就きます。私も大学に入学した当初は研究職という道は考えておらず、薬剤師として働く予定でした。しかし3年次に研究室に配属されると研究の面白さに熱中し、研究を仕事としたい気持ちが生まれました。また、学部5年次には薬剤師実務実習で実際の医療現場を経験しました。現場で働く薬剤師や医師、看護師、末期がんの患者さんなどともお話をさせていただく機会があり、既存の薬ではまだまだ足りない部分があることを実感しました。こうした経験を通して、薬を「創る」側として社会貢献したいと考えるようになりました。
現在私は、薬の候補を見出すために様々な化合物を合成する仕事に従事しています。創薬の成功確率は「3万分の1」と言われています。3万個の候補化合物があっても、薬になるのはたった1つということです。気の遠くなるような道のりですが、患者さんに新しい薬を必ず届けるという強い思いで、日々研究に励んでいます。

高度職業人育成コース

医学薬学教育部(博士課程)では、希望者を対象に和漢薬領域を基盤とした高度職業人の育成プログラム(the program for developing highly skilled professionals based on natural medicineand pharmaceutical sciences:PDNP)を実施しています。本コースは、博士課程に我が国ならびに諸外国の学生を受入れ、医療現場のチーム医療の中で即戦力として薬物治療の要となる人材、及び製薬企業における薬学研究、品質管理、開発に携わる優れた人材を育成することを目的としています。さらに、富山地域における歴史的伝統と、大学が蓄積してきた研究・教育を活かし、専門職業人の育成を通し、薬学領域のさらなる発展に資することとしています。薬学専攻では、病院や漢方専門調剤薬局での長期インターンシップを通し、臨床薬剤師としての実務を総合的に経験し和漢薬に関連する専門職エキスパートを育成するコースのカリキュラムを履修することができます。

がんプロフェッショナル養成プラン

医学薬学教育部(博士課程)では、多様な新ニーズに対応するがん専門医療人材(がんプロフェッショナル)を養成するため、生命・臨床医学専攻および東西統合医学専攻に「高齢がん患者対策専門コース」を、薬学専攻に「高齢化した地域医療を個別化医療で支えることができる高度薬剤師養成コース」を設置しています。
各コースは、先進的がん医療人の育成を目的としており、ゲノム医療、小児・AYA世代・高齢者がんや希少がん症例の研究等を学習することができます。
「高齢化した地域医療を個別化医療で支えることができる高度薬剤師養成コース」を修了するには、薬学専攻における修了要件30単位に加え、下記の授業科目から必修科目5単位及び選択科目1単位以上の計6単位以上を修得し、研究論文が学位論文審査に合格する必要があります。

授業科目及び単位数

授業科目 開設単位 必修

選択
の別
講義 演習
分子腫瘍学特論 1 必修
臨床統計学特論 1 必修
臨床栄養学特論 1 必修
腫瘍薬物学特論 1 選択
がん緩和医療学特論 1 選択
腫瘍放射線医学特論 1 選択
腫瘍病理学特論 1 選択
臨床腫瘍学特論 1 選択
分子生物学入門 1 選択
臨床疫学 2 選択
最先端医療 2 選択
AYA世代診療 2 選択
腫瘍学 2 選択
がんゲノム学特論 1 選択
在宅緩和ケア特論 1 選択
老年医療学特論 1 選択
がん治療におけるゲノム医療演習 1 必修
地域包括医療でのがん治療演習 0.5 必修
がんライフステージ演習 0.5 必修
20 2
修了に要する修得単位数
必修科目 5(6科目)
選択科目 1
博士課程(薬学専攻)の修了に要する必要単位 30
36単位以上

養成プランの詳細は、下記のウェブサイトをご覧ください。