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薬学部のユニークな授業科目

富山流「くすりのスペシャリスト」育成カリキュラムを展開

薬学部では、富山流「くすりのスペシャリスト」の育成を目指しています。このため、杉谷(医薬系)キャンパスに医学部、薬学部、附属病院、和漢医薬学総合研究所が立地するロケーションメリットを生かした授業、薬学部の伝統を生かした授業、地域との連携を生かした授業など、本学薬学部ならではの様々なユニークな授業を開講しています。

1年次

医療学入門~医学部と薬学部の連携~

医学部(医学科、看護学科)の学生と一緒に、講義や実習に取り組むことにより、広い視野で医療関連分野を見つめ、医療人として大切な、倫理観、道徳観、コミュニケーション能力などを学びます。
(写真は、立山での新入生医療学研修)

早期体験実習~自らの将来を実感する~

専門教育への意欲向上を目的として、1年次の薬学概論の一環として、創薬科学科は製薬企業の研究所の見学、薬学科は薬局・病院の見学を行います。

2年次

人体機能形態学~医師から学ぶヒトのからだ~

薬はなぜ病気に効くのか? 人体での治療薬のはたらきを理解するための基本として、からだの構造と機能を理解することは必須です。人体について器官系に分類して学びます。

和漢医薬学入門~医薬系キャンパスの特長を生かす~

東洋において独自に発展し体系化された医療概念や治療法の特徴について、講義と実習とを通して医学・看護学・薬学の学生が一緒に学ぶユニークなカリキュラムです。

東洋医学概論(2年次または3年次)~東西の医薬学を理解する~

現代社会においては東西両医学の調和を推進することが課題となっており、本講義では東洋医学における病態認識法や治療概念を理解し、概説できることを目標としています。

卓越薬学教育プログラム 和漢薬コース~和漢医薬学総合研究所との連携~

「薬学科」「創薬科学科」の2つの履修科目に加えて、和漢薬に特化した専門性・実践性の高いカリキュラムを主体的に学修する制度です。2年次後期から4年次前期に開講し、「東西医薬学」や「和漢医薬学演習」などの単位を修得することにより、卒業時にコース修了を認定されます。

コースの詳細は、「和漢薬コース」のサイトをご覧ください。(画像をクリック)

薬学英語~小グループで薬学基礎英語を学ぶ~

10名程度の小グループに分かれ、化学系、物理系、生物系、薬理系、薬剤系、医療系の基礎的な薬学英語を学び、さらにその内容をグループで討論したあとに、発表まで行う参加型の学習を行います。後半の講義では、TOEIC対策を行います。

3年次

富山のくすり学~伝統から先端へのくすりの展開~

「くすりの富山」や富山大学薬学部の長きにわたる歴史と現状について学びます。また、富山県における製薬企業を例にとり、ユニークな剤形の実例や製剤工程などを学びます。

総合薬学演習~グループ学習で薬のすべてを調査~

10人程度のグループで興味ある医薬品を選び、その発見の歴史、合成法、薬理作用等を調べ、教員・学生の前で発表します。医薬品ひとつが出来上がるまでの道のりを学びます。

医療系実習(製剤学)~薬総研で学ぶ~

創薬科学科生は、製剤に関するより専門的な実習を行うため、実習のうちの1日を富山県薬事総合研究開発センター(薬総研)で学びます。薬総研は、いろいろな薬を試作するための機器類がとても充実しています。

専門英語~各研究室の指導で薬学専門の英語力を醸成~

各研究室が設定した課題(英文読解・英作文・実践)を5-6名の小グループに分かれて学習し、薬剤師や創薬研究者にふさわしい英語力を培います。後半の講義では、配属した研究室でより専門的な論文英語等を学びます。

4年次

薬学経済~本学卒業生から薬業界の概要を学ぶ~

薬学関連の様々な分野で活躍されている現場の先輩方から、それぞれの仕事の概要や貴重な生情報を学ぶことができ、卒業後の進路を考える際にたいへん役立ちます。

卒業研究(4-6年次)~一堂に会したポスター発表~

3年次後期に学生は各研究室に仮配属され、研究の基礎を学びます。4年次からは、本格的に卒業研究に取り組みます。4年次の2月頃に、すべての学生が講義実習棟に一堂に会し、創薬科学科生はB1判のポスターによる卒業研究発表を、薬学科生は、B3判のポスターによる研究中間発表を行います。これらの発表は、教員や学生により審査され、優秀な発表は表彰されます。薬学科生は6年次の11月頃に、口頭による卒業研究発表を行います。

スキルアップサポート

英語力の向上や国家試験対策など、将来へのスキルアップをサポート

ニュージーランド短期英語研修プログラム

オークランド市にあるユニテック・インスティテュート・オブ・テクノロジーで実施しているプログラムです。ホームステイをしながら英語を学び、最後に医療系施設等を訪問・体験します。

南カリフォルニア大学臨床薬学研修

学術交流協定校の南カリフォルニア大学での、臨床薬学研修に参加します。講義や病院見学、薬局見学などを通して、アメリカと日本の薬剤師との違いなど、様々な気づきがあります。

TOEICサポート(創薬科学科)

創薬科学科の就職支援のためTOEIC講習会、TOEICキャンパステストを企画・援助しています。課外での継続的な英語学習のバックアップも狙いです。薬学科生も参加可能です。

薬剤師国家試験対策(薬学科)

学外より予備校講師を招いて、試験対策講座を開講しています。また、国家試験対策模試(年6回)の結果をもとに個人カルテを作成し、教員が一人ひとりに丁寧に指導しています。