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構造生物学研究室

タンパク質の立体構造から疾患の原因を解明し創薬に貢献する

生体内におけるタンパク質は、そのアミノ酸配列に従って三次元的な立体構造を形成します。タンパク質の機能はその立体構造と密接に関連しているため、タンパク質の立体構造を実験的に決定することは重要です。私たちは核磁気共鳴(NMR)法、X線結晶構造解析、中性子線結晶構造解析を使ってタンパク質の立体構造を調べ、タンパク質の立体構造から疾患の原因を解明し創薬に貢献することを目指しています。

【動画】アミロイドーシスの原因タンパク質であるトランスサイレチンと甘草由来グラブリジンの複合体構造

主な研究テーマ

  1. アミロイドーシス関連タンパク質の構造生物学的研究

    アミロイドーシスはタンパク質が体内で凝集・蓄積することによって引き起こされる疾患で、アルツハイマー病やトランスサイレチン関連アミロイドーシスなどが含まれます。私たちは、これらの疾患の原因となるタンパク質の異常構造がなぜできるのかを明らかにすることを目的として、トランスサイレチン等の構造生物学的研究を行っています。

  2. 治療薬の開発を目的としたタンパク質の立体構造解析とシード化合物の探索

    X線結晶構造解析や中性子線結晶構造解析は、タンパク質の機能や分子認識を原子レベルで観測できる強力な手法です。私たちは、さまざまなタンパク質の立体構造解析を行い、天然化合物を中心に創薬におけるシード化合物の探索を行っています。

教員紹介

水口 峰之ミズグチ ミネユキ

教授
学  位
博士(理学)
研究分野
構造生物学、タンパク質科学、生物物理

帯田 孝之オビタ タカユキ

准教授
学  位
博士(薬学)
研究分野
構造生物学

横山 武司ヨコヤマ タケシ

助教
学  位
博士(理学)
研究分野
構造生物学