製剤とは

製剤とは、薬の有効成分を使いやすい形に加工したものです。

製剤には錠剤、クリーム剤、注射剤などがあります。

どのような人がどのような状況で、どのように使用されるのかを考えて製剤は作られます。

最適な薬の形、最適な薬の作り方を考えることが製剤学であり、製剤設計です。

製剤に求められること

製剤はいくつもの品質検査に合格しなければなりません。

例えば、錠剤では検査項目の一つに硬さがあります。

これは、柔らかすぎると効き目が悪くなる危険性があるためです。

他には長期間、保管しても品質に問題は起こらないか、

有効成分が設計通りに含まれているかなどもチェックされています。

製剤設計の難しさ

製剤研究者は何度も何度も試作を繰り返しながら、製剤の作り方を探しています。

作り方は配合する有効成分によって異なります。

そのため、ある有効成分では失敗した方法が他の有効成分では成功することもあります。

実際に作るまで、どのような作り方が良いのか分かりません。

製剤関連の外部サイト

一般社団法人製剤機械技術学会

教育DVDダイジェスト映像(製剤について分かりやすく解説されています。)

日本薬学会

日本薬剤学会

粉体工学会

製剤と粒子設計シンポジウム

富山大学大学院医学薬学研究部(薬学) 製剤設計学講座 〒9300194 富山県富山市杉谷2630 薬学部研究棟(U3) 6F

©2015-2023 Laboratory of Pharmaceutical technology, University of Toyama. All Rights Reserved.