薬学部オープンキャンパス2024

「薬学部ってどんなところかな?」「研究者になれるのかな?」「大学の先生は、どんな"夢"に自分の一生をかけようとしているんだろう?」あなたの将来の進路を決定する際の助けになるように、また薬学部を正確に知ってもらうために『薬学部オープンキャンパス2024』を開催します。

お知らせ

オープンキャンパス当日の様子を掲載しました
臨時バスの運行ダイヤを掲載しました
オープンキャンパス特設サイトを公開しました(随時更新します)

オープンキャンパスにご来場ありがとうございました。

令和6年度富山大学薬学部オープンキャンパスにご参加いただきましてありがとうございました。梅雨空で傘が手放せない一日でしたが、全国各地から650名を超える方々(同伴者含む)にお越しいただきました。本学薬学部の教育・研究活動の様子をご覧いただくため、本年度は、『実験体験コース』と『研究室紹介&キャンパスツアーコース』を同時並行で実施しました。薬学部・和漢研・附属病院薬剤部の教員や学生と一緒に、「どうして病気になるの?」、「効果的な治療薬を創るにはどうすればよい?」、「病院での薬剤師のお仕事とは?」などについて考える機会になったことと思います。限られた時間でしたが、薬学の世界に足を踏み入れた時のワクワク感を少しでもお伝えできたのであれば幸いです。富山大学で再びお会いできるのを、関係者一同、楽しみに待っています。(2024年度運営担当:恒枝宏史 教授)

01開催概要

学部企画(対面開催)

開催日:7月14日(日)

場所:
杉谷キャンパス 各会場
対象:
高校生(既卒含む)及び同伴者(参加者1名につき同伴者は1名まで来場できます。)
実施内容:

Aコース:実験体験…定員292名(同伴者含む)

14研究室のプログラムから1つ選択して参加できます。

Bコース:研究室紹介・キャンパスツアー…定員480名(同伴者含む)

6研究室の紹介を聴講後、キャンパスツアーに参加できます。

申込方法:
申込専用サイトからの予約制(先着順)
Aコース:実験体験
Bコース:研究室紹介 他

参加者および同伴者は、指定された会場で、案内に従って着席してください。

エアコンの具合によっては寒暖の差がありますので、体温調節しやすい服装でお越しください。

Aコース参加者は、各研究室で昼食をとっていただきますので、必ず昼食を持参してください。

富山大学附属病院への立入りはご遠慮願います。

開催中、ホームページ掲載等を目的とした写真の撮影を行いますことをご了承願います。

11時~13時30分まで、福利棟の 生協食堂(1階)及び売店(2階)がオープンします

Bコース参加者やA・Bコースの同伴者は、生協食堂で昼食(限定メニューのみ)をとることができます。

02【Aコース】実験体験

研究室で行っている高度な実験を実際に体験できるコースです。

場所:日医工オーディトリアム、各研究室
定員:292名(同伴者含む)

タイムテーブル

入試案内・模擬講義を行った後、各研究室に移動して実験体験を行います。

各プログラムの参加人数は、8~12名です。

同伴者の方は、実験体験には参加できません。待機場所にてBコースの内容を遠隔視聴いただけます。

時間 内容 場所
9:30~10:00 受付 日医工オーディトリアム
10:00~10:15 入試案内等(杉谷学務課)
10:15~10:45 講義(学部長)
10:45~16:30

高校生:実験体験

参加者は、研究室で昼食(各自持参)

各研究室

同伴者:Bコースの内容を遠隔視聴可能

日医工オーディトリアム

16:30頃 集合・解散 日医工オーディトリアム

実験体験プログラム一覧

1生体界面化学

くすりを運ぶマイクロカプセルをつくってみよう

近年、材料を微細に加工・操作するナノテクノロジーを利用した医薬品の開発が注目されています。本テーマでは、薬物を体内で効果的に送達するためのマイクロカプセルとして医薬品や化粧品に用いられているリポソームと呼ばれる脂質分子でできた微粒子について説明します。リポソームの作製法や、微粒子の大きさや形状の測定・観察、薬物の封入実験などを通じて、医薬品開発研究に使われるナノテクノロジーを体験してみましょう。

2構造生物学

薬はなぜ効くのか?タンパク質の立体構造から見る

私たちの体の中には数万種類のタンパク質があり、多くの薬はタンパク質に結合してその働きを調節します。例えば、タミフルはどのような作用機序でインフルエンザの治療に効果があるのでしょうか?この問いにタンパク質の立体構造から原子レベルの精度で取り組みます。また、タンパク質の結晶を実際に作成して、タンパク質の立体構造を決定する方法について学びます。

3分子合成化学

くすりをつくろう!

コロナ禍でよく耳にした「アセトアミノフェン」というくすり(解熱剤)を作ってみましょう。アセトアミノフェンは、どのような形(構造)をしていて、どのようにして作られるのでしょうか。今日は、実際にアセトアミノフェンを合成して、創薬に欠かせない「有機化学」という学問を覗いてみましょう。化学薬品を混ぜ合わせると、どのような反応が起こって、どのように変化して、アセトアミノフェンになるのでしょう?

参加者は、足全体を覆う履物(運動靴)でお越しください。

4植物機能科学

ミントの香りの成分を調べてみよう

人類は身近な植物を医薬品として利用してきました。また、植物が作る様々な化合物を染料や香料などとしても利用してきました。ミントの仲間は色々と利用されていて、特有の香りを持っています。今回は薬用植物園で育てている、香りの異なる植物について、実際にどんな化合物が含まれているのか、ガスクロマトグラフ質量分析装置で分析してもらいます。

5分子神経生物学

遺伝子と可視化技術で知ろう記憶の基本ユニット

学習記憶の基本ユニットの代表選手は、脳にある神経細胞です。神経細胞は複雑な「かたち(形態)」をしており、形態異常が脳の病気の原因とも考えられています。したがって、かたちが変化する仕組みを知ることは非常に重要な研究のひとつです。みなさんには、顕微鏡を使って、蛍光タンパク質によって光る神経細胞を観察して、「かたち」を眼で見て知ってもらうとともに、遺伝子レベルの解析(塩基配列の決定)を行ってもらいます。

6がん細胞生物学

がんと薬の戦いをみてみよう!

がん細胞は正常細胞とちがってなぜ無秩序に増えるのか? 近年、その原因となる「がん遺伝子」と呼ばれる司令塔があることがわかってきました。今回は、肺がん細胞の司令塔から発せられる細胞分裂の引き金となる情報をとらえ、それに対する最新の抗がん剤の効果をタンパク質の変化として検出することによって、抗がん剤に関する理解を深め、がん治療の未来を考えます。

7医療薬学

時間治療を考えよう

食べ物に「旬」があるように、薬にも「使い時(最適な投薬時刻)」があります。薬の最適な投薬タイミングを探す研究を“時間治療や時間薬理学”といいます。この成果は、すでに気管支喘息や脂質異常症(高脂血症)などで用いられています。今回は、薬の投薬時刻が違うことで効果が変化することを体験してもらいます。

8応用薬理学

くすりの作用を魚を使って観察しよう!

“くすり”の効果を調べるためには、ヒトに投与する前に動物に投与して作用を観察します。この手順は新薬の開発には必要不可欠です。今回は、哺乳動物の代替法の一つとして近年注目されていきているゼブラフィッシュを用いて“くすり”の作用を魚の行動を指標に観察します。体が透明で中身が透けて見えるゼブラフィッシュの稚魚を使った実験を一緒に体験しましょう!

9薬物治療学

見てわかる!脳に効くクスリ

私たちの脳は、感情・気分【気持ち】や学習・記憶【物覚え】をコントロールしています。そのため、人間や動物の行動変化を観察することで、気持ちや物覚えの程度を測定することができます。私たちの研究室では、“気持ちを変化させる薬”や“物覚えを変化させる薬”をマウスに投与し、その行動変化を実際にみなさんに観察してもらうことで、脳の働きを見ていただきます。マウスの気持ちが分かるようになってみませんか?

10臨床薬剤学(附属病院薬剤部)

病院での薬剤師の役割を知ろう

私たち薬剤部では、患者さんにご自分のお薬を正しく理解して頂き、きちんと服用して頂けるよう、全病棟で服薬指導を行っています。病棟以外でもがん化学療法、栄養サポート、緩和ケアなど様々なチームに薬剤師が参画しています。今回の「体験実習」では、調剤や服薬指導など、薬の専門家として様々な場面で活躍している病院薬剤師のお仕事の一端を模擬体験してみましょう。また、本院薬剤部の特色の1つである和漢薬調剤について、実際に生薬の味や香りを確かめながら調剤を行い、自分の体質に合った和漢薬を煎じてみましょう。

11資源開発分野(和漢研)

身近な植物の成分を調べてみよう!

化合物の分離は、薬の研究の基礎となる技術の1つです。植物が作る化合物は多種多様であり、薬用植物の薬となる成分をはじめ、人類にとって有用な化合物も沢山あります。この体験実習では、野菜など身近な植物を材料に、クロマトグラフィーという化合物を分離する方法を学びます。薬の研究でも用いる技術で、身近な植物が見た目だけでなく、化学的にも多様であることを実感してみてください。

12病態制御分野(和漢研)

免疫細胞の活性化を発光イメージングで見てみよう

私たちの身体に備わっている免疫システムは、病原体や異常な細胞などの「異物」を認識し、排除する大切な防御機構です。この免疫システムは様々な種類の免疫細胞によって形成されています。これら免疫細胞はいつも同じ状態ではなく、異物を排除するために活性化されたり、強すぎる時には抑制されたりしています。今回の体験では、この免疫細胞の活性化の様子をホタル発光遺伝子を応用したイメージング実験で観察します。

13複雑系解析分野(和漢研)

生活習慣病発症原因としての遺伝子発現調節異常

生活習慣病は食生活の乱れが発端となり、栄養代謝を制御する遺伝子発現変化とともに機能が損なわれることで発症します。生活習慣病の状態で生じる体の中の栄養代謝に関連する変化(血液成分、病理組織、遺伝子発現など)を解析することで、病態形成のメカニズムを分子レベルで解析しています。今回、大学研究室で行っている最新の研究手法を実際に体験し、生活習慣病の発症メカニズムについて理解を深めてもらいます。

14未病分野(和漢研)

和漢薬はなぜ効くのか?それを調べる方法を学ぶ

和漢薬(漢方薬や生薬)は長い歴史を経て、経験と知恵から産み出された伝統薬です。現在、西洋薬と伝統薬のコンビネーションが求められています。今後、和漢薬の必要性は益々高まっていくでしょう。それでは、未来の薬学研究者の君達は「どのように和漢薬の研究」を行っていけば良いのでしょうか?細胞やショウジョウバエ、さらには最新の顕微鏡を用いて「和漢薬はなぜ効くのか?をどう調べるか」を体験してみましょう。

03【Bコース】研究室紹介、キャンパスツアー

各研究室で行っている様々な研究等について、一度に知ることができるコースです。

場所:講義実習棟(大講義室、202講義室、303講義室)
定員:480名(同伴者含む)

タイムテーブル

参加者、同伴者ともに3グループに分かれ、指定された会場に入っていただきます。

各研究室の紹介は15分程度です。どの会場も内容は同じです。

キャンパスツアーは、薬学部研究棟、医薬学図書館、民族薬物資料館、薬用植物の見学、調剤実習室等を予定しています。

時間 / 会場

第1グループ
(大講義室)
(定員:300名・同伴者含む)

第2グループ
(202講義室)
(定員:90名・同伴者含む)

第3グループ
(303講義室)
(定員:90名・同伴者含む)

11:30~ 11:30~ 受付
11:50~ 11:50~ 受付
12:00~12:20 学部・入試紹介 12:10~ 受付
12:20~12:40 1 薬物生理学 学部・入試紹介
12:40~13:00 2 病態制御薬理学・臨床薬品作用学 1 薬物生理学 学部・入試紹介
13:00~13:20 3 薬化学 2 病態制御薬理学・臨床薬品作用学 1 薬物生理学
13:20~13:30

- 休憩(10分)-

13:30~13:50 4 分子細胞機能学 3 薬化学 2 病態制御薬理学・臨床薬品作用学
13:50~14:10 5 薬剤学 4 分子細胞機能学 3 薬化学
14:10~14:30 6 和漢医薬学総合研究所 5 薬剤学 4 分子細胞機能学
14:30~14:40

- 休憩(10分)-

14:40~15:00 14:40~15:30
キャンパスツアー
6 和漢医薬学総合研究所 5 薬剤学
15:00~15:20 15:10~16:00
キャンパスツアー
6 和漢医薬学総合研究所
15:30頃 集合・質疑応答・解散

- 休憩(10分)-

  15:40~16:30
キャンパスツアー
16:00頃 集合・質疑応答・解散
 
16:30頃 集合・質疑応答・解散

研究室紹介一覧

1薬物生理学

軟膏詰めを体験しよう

U・E・Hクリームは、保湿効果を示す尿素と血行促進作用のあるビタミンEを親水クリームに練り合わせた製剤であり、肌の乾燥や手足のひび、あかぎれ、しもやけに用います。本テーマでは、U・E・Hクリームについて解説するとともに、生徒の皆様には、実際に軟膏ヘラを使って親水クリームを軟膏容器に詰めていただきます。詰めるのは意外と難しいですよ。

2病態制御薬理学・臨床薬品作用学

糖尿病ってどんな病気?

生活習慣病として重要な「糖尿病」は、血糖値が高くなることで体に様々な合併症を引き起こす病気です。今回は糖尿病の病因と薬物治療について概説し、未来の糖尿病薬の開発に向けた挑戦を紹介します。高脂肪食を長期間摂食した実験動物(マウス)が肥満になると、ホルモン系、神経系、免疫系が異常を呈し、体の臓器の調和が乱れます。糖尿病を防止するためにはどのような処置が有用かを検証した研究の世界を覗いてみましょう。

3薬化学

薬品の発光で成分を検出しよう!

薬学部では、様々な分子を合成するだけでなく、合成した分子の機能評価も行います。今回は、分子生物学や血液検出の試験で用いられる薬品であるルミノールを用いて、発光試験を行います。ルミノールは血液の何の成分に応答して発光するのでしょうか。普段は化学式の形でしか目にすることのない有機化学を実際に体験してもらい、分子の機能について学んでもらいます。

4分子細胞機能学

健康・病気とサイトカイン

細菌やウイルス、癌からの攻撃に対して私たちの体は免疫で守られています。しかし、免疫が誤作動すると病気になります。体内で作られるサイトカイン、腫瘍壊死因子 (TNF) は、適量で薬のように体を守り、過剰になると毒になり病気を引き起こします。この毒性が、免疫病である関節リウマチの原因になります。研究室紹介では、サイトカインと健康・病気、また創薬との関わりについて説明します。

5薬剤学

服用した後における薬の体内量をシミュレーションしてみましょう

くすりはヒトに対しては”毒”にも”薬”にもなり、どちらにくすりが働くかを決めるのは「体の中にある量」になります。本テーマでは、体の中でのくすりの動きを予測するプログラムを使って、くすりを投与した後の体内量モニタリングをします。一つのくすりについて様々な投与条件でシミュレーションを行ってみて、「このくすりはどう投与すれば”薬”になるか」を一緒に考えてみましょう。

6和漢医薬学総合研究所

和漢医薬学総合研究所で研究してみませんか?

和漢医薬学総合研究所(和漢研)は、富山大学に附置された研究所です。現代の科学技術によって和漢薬をはじめとする伝統医学や伝統薬物を科学的に研究し、東洋と西洋の医薬学を融合することで新しい医薬学体系を構築することを使命としています。富山大学薬学部に進学すると、3年生の研究室配属の際に和漢研の各研究領域を希望することができ、配属されると各研究室で卒業研究が行えます。和漢研でどの様な研究が行われているかハイライトで紹介して、皆さんからの質問などがあればお答えします。

04申込方法

申込期間

6月14日(金)17:00 ~ 7月5日(金)17:00

オープンキャンパスは終了しました。多数のご参加ありがとうございました。

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富山大学オープンキャンパス2024特設サイト

お問い合わせ先

富山大学 杉谷キャンパス
杉谷地区事務部学務課(入試担当)

076-434-7434(平日9:00~17:00)

薬学部マスコットキャラクター

お問い合わせに対する回答や申し込み内容の確認などにおいて、本学からメールをお送りする場合がございますので、メールが受信されるよう、許可設定をお願いします。

05アクセス

路線バス

富山大学杉谷キャンパスへは、富山駅から富山大学附属病院行きの路線バスが運行しています。当日は、平常の運行に加え、臨時バスを運行します。

バスの所要時間:約30分、運賃:片道460円(えこまいか利用時410円)

「路線バスの乗り方」

「富山駅南口3番のりば」

《行き》

「富山駅前」→「富山大学附属病院」
〈富山駅南口3番のりば〉

臨時便(直行)
7:45、8:35、8:50、9:50、10:50、11:50
平常運行便(休日)
7:15、8:15、9:15、10:15、11:15

路線バス(休日)時刻表

《帰り》

「富山大学附属病院」→「富山駅前」
〈富山大学附属病院バスのりば発〉

臨時便(直行)
16:30から17:00まで臨時運行
平常運行便(休日)
15:46、16:46、17:46

路線バス(休日)時刻表

会場案内図

車でお越しの際は、案内図に示す駐車場(無料)をご利用できますが、駐車スペースには限りがございます。(指定の駐車場以外に駐車した場合は、有料となります。)

無料駐車場から会場までは、徒歩で10~15分、バス停から会場までは、徒歩で約5~7分です。

↓画像クリックで拡大します。

杉谷キャンパス会場案内図

会場案内図 [PDF, 328KB]

杉谷キャンパスへのアクセス

杉谷キャンパスへのアクセス方法は、下記のページをご覧ください。

アクセス

06よくある質問

オープンキャンパスについて

Q1
申し込みしていなくても参加できますか?
A1
完全予約制のため、参加申し込み専用サイトによる事前申し込みをお願いします。
Q2
どのような服装で行けばよいですか?
A2
服装は自由です。エアコンの具合によっては寒暖の差がありますので、体温調節しやすい服装でお越しください。Aコース「分子合成化学研究室」は、靴の指定があります。
Q3
車で行ってもよいですか?
A3
自家用車による来学は可能です。但し、無料駐車場の駐車スペースには限りがございます。
Q4
宿泊施設を紹介していただけますか?
A4
宿泊のご案内はしておりません。下記ホームページをご参照の上、お問い合わせください。
富山市の観光公式サイト「富山市内のお宿」
Q5
入試過去問題はもらえますか?
A5
富山大学のウェブサイト上で過去3年分の入試過去問題を閲覧することができます。詳細は、下記ウェブサイトのページをご覧ください。
過去問題
Q6
オープンキャンパスに参加できない場合、他の日に見学できますか?また、資料はいただけますか?
A6
事前に杉谷地区事務部学務課にお問い合わせください。
杉谷地区事務部学務課 Tel:076-434-7434(平日9:00~17:00)
資料の郵送を希望される場合は、下記ウェブサイトをご参照のうえ、お申し込みください。
入試関連資料の請求
Q7
急に当日欠席する場合や開始時間に遅れそうなときは、どうしたらよいですか?
A7
やむを得ず当日欠席することになった場合や遅刻しそうなときは、ご連絡ください。
杉谷地区事務部学務課 Tel:076-434-7434
Q8
オープンキャンパスで忘れ物をしたのですが?
A8
忘れ物がある場合は、担当者が保管いたします。以下のお問い合わせ先にご確認ください。
杉谷地区事務部学務課 Tel:076-434-7434

富山大学薬学部について

Q1
薬学科と創薬科学科の違いについて教えてください。
A1
薬学科は6年制で「くすり」をつかうスペシャリスト(薬剤師)を養成しています。創薬科学科は4年制で「くすり」を創るスペシャリスト(創薬研究者)を養成しています。いずれの学科でも、医療に貢献するという意識を強く持った、高度な人材養成を行なっています。
Q2
どのような研究室がありますか?
A2
薬学部では、物理系、化学系、生物系、医薬品系、医療系の研究をおこなっている約20研究室があり、各分野間で相互連携した薬学研究を行なっています。さらに、和漢医薬学総合研究所では資源開発、病態制御、複雑系解析、未病、国際共同研究の各分野12研究室が連携して研究を行っています。詳しい研究内容は薬学部ウェブサイトをご覧ください。
Q3
大学に入学するまでに何を勉強しておいたら良いですか?
A3
「くすり」を創り、理解し、正しく使うためには、物理学、化学、生物学などの広範で多様な学問分野を学ぶ必要があります。また、どのような分野で活躍するにしても、語学力が必要不可欠です。したがって、大学入学後の多様な勉学に備えて、入学までに化学、物理、生物、数学、英語、国語などの幅広い基礎学力を身につけて、苦手な科目を作らないように努めてください。
Q4
富山大学薬学部の特徴は何ですか?
A4
1、2年次には医学部生(医学科、看護学科)と合同で受ける授業がいくつかあり、他の医療系学生との交流ができます。例えば「医療学入門」という授業では、医学科生、看護学科生、薬学科生、創薬科学科生が混成したグループで議論する機会があり、他学科の学生の考えを聞くことができます。また、富山のくすりの歴史を学ぶことができる「富山のくすり学」や、富山県の製薬企業との連携による「製薬企業概論」などにより、「薬都とやま」を実感することができます。さらに、東西医療について学ぶ「東西医薬学」、和漢薬について学ぶ教育プログラム「和漢薬コース」が設置されるなど、富山大学薬学部ならではの魅力的な授業がたくさんあります。
Q5
薬学部ではどのようなことを勉強するのですか?
A5
薬学は、物理学、化学、生物学などの基礎学問が基盤となった上で、薬学独自の衛生化学、薬剤学、薬理学、薬物治療学を学んでいきます。薬学科では、病院や薬局での臨床実習もあります。1年次は教養教育科目や語学の授業が中心となりますが、2年次以降は薬学の専門的な分野について詳しく学びます。また、1~2年生までは様々な分野の実習があり、3年次以降は研究室に配属されて卒業研究も開始され、実験を行う機会が多くあります。
Q6
薬学部は実習や試験・レポートなどでとても忙しく、自分の時間が持てないと聞いたことがあります。本当でしょうか?
A6
薬学部では、国が定めたカリキュラムを網羅した上で大学独自の教育が実施されるため、多くの講義・演習・実習があって、理学部や工学部など、他の理系学部と比較すると忙しいかもしれません。しかし、薬学部学生の多くは、忙しい中でも時間を効率的に使い、勉学とサークルや部活動、アルバイトを両立させており、大学生生活を満喫しています。
Q7
富山大学薬学部の学生は、富山県やその近隣出身者が多いですか?
A7
もちろん、富山県やその近隣の出身者が一定数いますが、入学生は全国から集まってきています。

キャンパスライフについて

Q1
どのような部活やサークルがありますか?
A1
約50種類の運動部や文化部があり、学生は興味のある部活動にそれぞれ所属しています。中には2つ、3つの部活動を掛け持ちしている学生もいます。主に杉谷キャンパスで学んでいる医学科生、看護学科生、薬学部生が合同で活発に活動しています。また、五福キャンパスと合同で活動している部活動もあります。
Q2
富山は住みやすいですか?
A2
富山は四季がはっきりしており、海や山が近いことから海水浴やスキーといった季節のレジャーが楽しめます。また自然も豊かであり、のびのびと勉学に励むことができるのではないかと考えられます。

進路・就職先について

Q1
創薬科学科卒業生の就職先はどのようなところがありますか?薬剤師免許をもっていないので、就職に不利でしょうか?
A1
創薬科学科として学部を卒業した方は、そのまま製薬企業の製造部門等に就職する場合もありますが、ほとんどの卒業生は大学院に進学し、さらに高度な創薬科学を学びます。創薬科学科卒の大学院生(博士前期2年の課程)は製薬企業の研究・開発職などに就職しています。製薬企業等では、新入社員に薬剤師免許取得を必要要件としておらず、むしろ創薬研究を学んだ期間を重視しています。したがって、薬剤師免許を持っていないからといって、就職に不利になることはありません。
Q2
薬学科卒業生は薬剤師以外にどのような職に就けますか?
A2
MRや開発職、生産技術職などとして製薬企業に就職する人や、薬事行政を担う公務員として就職する人もいます。製薬企業等の医薬品製造所では、管理薬剤師の配置が義務付けられています。また、保健所など薬事関係の行政職でも薬剤師が必須です。病院・薬局に限らず、薬剤師には幅広い活躍場所があります。
Q3
製薬企業に就職する場合、薬学部と理学部で何か違いはありますか?
A3
理学部は化学科や生物学科といったように専門的な内容に分かれ、専門分野を深く学びますが、薬学部は専門分野を限定せずに、化学、生物学を含む生命科学に関する幅広い知識を身に付けることができます。特に薬に特化した講義:薬剤学、薬理学、生薬学、薬物動態学、薬学経済学、薬物代謝学などを受講することができ、他学部出身者よりも数歩進んだ、くすりのスペシャリストを目指します。