薬学部玄関前に生きた薬用植物と植物園紹介動画を新設しました
富山大学薬学部では、学長裁量経費「学部プロジェクト推進経費」のサポートのもと、薬学部玄関前に「花や葉が見頃の薬用植物の生体観察システム」を整備しました。玄関前のスペースに、重要で美しい薬用植物を一堂に展示した鉢棚を新設するとともに、これらの薬用植物を「早春・春」「夏」および「秋・冬」の季節ごとにまとめ、その薬効、用途および歴史などについて詳細に解説した3本に特別編を加えた4本の動画を作成しました。
3月28日(火)、薬学部棟玄関ロビーにおいて、酒井秀紀薬学部長、動画及び展示棚制作に携わった田浦太志薬用生物資源学准教授、動画のナレーションを担当した重原佐千子キャスターが出席し、動画と展示棚の紹介を行いました。

酒井学部長は、附属薬用植物園が保有する2000種もの薬用植物の中から、四季ごとの主な薬用植物を一般の方にも気軽に鑑賞できるよう薬学部棟前庭に展示棚を新設したので、薬の元がどこから来ているのか肌で感じながら動画と併せて楽しんでいただきたいと挨拶しました。
田浦准教授は、動画の見どころとして、薬用植物の薬効ばかりでなく、観賞的価値や医食同源の価値、日本文化における歴史的価値などを多角的にとらえた、他では得られない幅広い知識をクイズも交えて楽しみながら学べる内容であり、重原氏のナレーションも動画に生き生きとした躍動感を与えてくれたと紹介しました。また、展示棚の薬用植物は、見頃の代表的な薬用植物を30種類展示しており、季節を通して花や葉、果実、色や香りなども間近で観察してほしいと話しました。これから玄関前を通るのがますます楽しみです。
