富山大学薬学部シンボルツリー「楓(ふう)」の記念植樹式を行いました
令和元年11月28日、薬学部シンボルツリー「楓(ふう)」の記念植樹式が薬学部研究棟正面玄関横の前庭にて行われ、約40名が出席しました。
開式にあたり、酒井学部長はあいさつの中で「富山大空襲の戦火を耐えて生き延びてきた「楓」には困難に負けないたくましさと強運が備わっており、薬学部の今後一層の教育・研究の発展を見守ってくれるものと思う。」と述べました。続いて田浦薬用植物園長が「薬学部のシンボルツリーに「楓」を選んでいただいたことに感謝する。「楓」の木の成長とともに、薬学部がより発展することを祈念する」とあいさつしました。
植樹では、はじめに木の根元に酒井学部長、佐藤医薬系事務部長、田浦薬用植物園長、辰尾技術専門職員が土を盛り、続いて、教職員、事務職員、学生、植物園関係者らが順に土を盛り、植樹式を終了しました。来年春の芽吹きと新緑が待ち望まれます。












シンボルツリー「楓」について
現在の薬学部附属薬用植物園に植えられている「楓(ふう)」の木は、戦前の富山薬学専門学校時代に当時の富山市奥田の敷地内にあったとされ、旧富山大学時代を経て、現在に至る歴史を有しております。
1945 年の富山大空襲により、残念ながら富山薬学専門学校は焼失しましたが、楓の木は奇跡的に生き残りました。
今回、戦火に耐え薬学部の歴史と共に歩んできた「楓」から、取り木技術により得たクローン木を「薬学部のシンボルツリー」としました。現在、薬学部研究棟玄関前の庭を、門柱や松の木などとともに飾っています。
