公益財団法人田村科学技術振興財団の寄付講義「薬学経済」が4月12日に開講しました。この講義は、医薬品関連業界等で活躍する薬学部OBらを講師にお招きし、学生が各業界の現状や将来について学ぶとともに進路選択に生かす貴重な機会として、毎年15回開催しています。

開講式には、同財団理事長の田村良枝氏、専務理事（日医工株式会社代表取締役社長）の田村友一氏、業務執行理事の熊田重勝氏が出席されました。田村理事長より財団の設立目的と経緯を話され、医療人を目指す学生たちに、この講義をきっかけにして将来活躍してほしいとの励ましのお言葉をいただきました。

開講式に続いて第一回の講義が行われ、富山薬窓会会長で救急薬品工業代表取締役社長の稲田裕彦氏が講師を務められました。「中小製薬企業のおかれた環境と事業展開～異分野融合からのイノベーションの必要性～」と題して、製薬企業が生き残るための独自の技術開発の必要性についてお話され、薬学部4年次生と大学院生ら約70名が熱心に聞き入りました。