研究室

応用薬理学研究室

教授 久米 利明 准教授 安東 嗣修 助教 歌 大介

 痛みと痒みは,生体防御の役割を担った感覚であるが,医療の現場では痛みや痒みを訴えて訪れる患者も多い。神経障害性疼痛などの慢性痛患者では痛みの抑制が,またアトピー性皮膚炎などの慢性そう痒症では痒みの抑制が治療の主要な目的となる。本研究室では,痛みや痒みに悩む患者に貢献すべく,慢性痛や難治性疼痛の発生機序とそれらに有効な鎮痛薬および鎮痛補助薬の薬理作用,慢性そう痒症の発生機序とそれらに有効な鎮痒薬の薬理作用の研究を実施している。和漢薬に関しては,現在,抗癌薬治療の副作用として生じる末梢神経障害による疼痛に対する漢方方剤の薬効評価とその作用機序の研究を中心に行っている。また,生薬成分から慢性そう痒症に有効な化合物を探索する研究も行っている。

主な研究テーマ

  • 1. 帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛,癌性疼痛,抗癌薬による疼痛などの発生機序
  • 2. 蚊アレルギー,アトピー性皮膚炎,皮膚乾燥症,糸状菌感染症,花粉症などの痒みの発生機序
  • 3. 中枢神経系における痛みと痒みの伝達・調節機構
  • 4. 鎮痛薬・鎮痛補助薬および鎮痒薬の薬理作用
帯状疱疹痛モデル
帯状疱疹痛モデル アトピー性皮膚炎の痒みモデル
アトピー性皮膚炎の痒みモデル