研究室

がん細胞生物学研究室

教授 櫻井 宏明 准教授 横山 悟

 21世紀に入るとともに,がん治療法は大きな転換期を迎えています。殺細胞作用のある従来の抗がん剤に代わって,細胞増殖を誘導するプロテインキナーゼなどのシグナル伝達分子を狙い撃ちするがん分子標的薬の開発が加速度的に進んでいます。我々は,薬学分野からの貢献を目指して,タンパク質リン酸化を中心としたがん細胞のシグナル伝達機構の解析や新たな治療標的分子の探索を進めています。
 また,シトクロムP450を中心とした薬物代謝酵素の遺伝子発現調節機構の研究を通して,代謝酵素活性の変動,さらにはその変動に起因する薬物間相互作用や毒性発現の予測や回避に役立つ情報を医療の場に還元することを目指しています。

主な研究テーマ

  • 1. 炎症シグナルによるがん悪性化の分子機構の解明
  • 2. がん分子標的の活性調節機構に関する研究
  • 3. 薬物代謝酵素遺伝子の発現調節機構に関する研究

主な発表論文

  • 1. Nat. Commun.,6,7679,2015.
  • 2. Mol. Cell. Biol.,29,5529-5539,2009.
  • 3. Drug Metab. Dispos.,39,490-497,2011.